ロータリー財団とは

About a foundation?

・ビジョン

ロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。
より良い地域づくりのための活動やグローバルなイニシアチブを資金面で支えているのが、ロータリー財団です。クラブや地区に補助金を提供しているほか、ポリオの撲滅や平和の推進といったグローバルなキャンペーンを展開しています。こうした活動や補助金を実現させているのが、皆さまからロータリー財団へのご寄付です。

・財団の歴史

1917年、アーチ C. クランフRI会長が「世界でよいことをするために」基金の設置を提案。この基金が1928年に「ロータリー財団」と名づけられて国際ロータリー内の新しい組織となり、現在のロータリー財団にいたっています。

・財団の成長

1929年、財団は初の補助金500ドルを国際障害児協会へ贈りました。この協会は、ロータリアンだったエドガー F. “ダディー” アレンが創設したもので、後に「イースター・シールズ」(米国の慈善団体)となりました。
1947年、ロータリー創設者のポール・ハリスが亡くなると、多くの人びとから国際ロータリーに寄付が寄せられました。この寄付は「ポール・ハリス記念基金」となって、その後のロータリー財団の発展のために役立てられました。

・財団プログラムの変遷

1947年

 財団初のプログラム「Fellowships for Advance Study(高等教育のためのフェローシップ)」を開始。このプログラムは後に「国際親善奨学金」として知られるようになる。

1965〜66年

 財団が新たに「研究グループ交換(GSE)」「Awards for Technical Training(技術研修のための補助金)」「Grants for Activities in Keeping with the Objective of The Rotary Foundation(ロータリー財団の目的を果たす活動のための補助金、後の「マッチング・グラント」)」の3つのプログラムを開始。

1978年

 「保健、飢餓追放、人間性尊重(3-H)補助金プログラム」を開始。3-H補助金のプロジェクト第一号として、フィリピンの600万人の子どもたちにポリオの予防接種を実施。

1985年

 全世界でポリオの撲滅をめざす「ポリオプラス・プログラム」を設置。

1987〜88年

 初めての平和フォーラムが開催され、これが「ロータリー平和フェローシップ」創設のきっかけとなる。

2013年

 世界中のロータリアンがグローバルなニーズに応えられるよう、新しい補助金モデル(地区補助金、グローバル補助金、パッケージ・グラント)を導入。
1917年に26ドル50セントの寄付から始まったロータリー財団は、10億ドル以上の寄付を受けるほどの大きな財団に成長しました。財団はこうして多くの方々に支えられ、人道的分野や教育面での支援活動を続けています。

アーチ C. クランフの写真

ロータリー財団の創設者
アーチ C. クランフ(1916年頃)
(写真提供:Rotary Images)